相手を納得させたい、説得したいと思ったときに鍵になるのは
たくさんの言葉を知って表現力を上げることなのか、相手との付き合いを長くして信用を勝ち取ることなのか、
いろいろな手段が浮かびますけど、一番は相手の価値観を知ることです。
例えば、
いろいろな国の人が乗った客船が沈没しかかっているとして、乗客数に対して脱出用のボートの数が全然足りていないとします。
船の船長は脱出用のボートが足りないので、乗客を船が沈没する前にどうしても海に飛び込ませたい。
そんな時、相手の価値観を利用する説得方法は下記の通り。
アメリカ人には
「海に飛び込めばヒーローです」
ロシア人には
「見てください、海にウォッカのビンが流れています」
イタリア人には
「船から少し離れたところに美女がたくさん泳いでいますよ」
フランス人には
「絶対に絶対、海に飛び込んだりはしないでください」
イギリス人には
「紳士はこうした状況下で真っ先に海に飛び込むものですよ」
ドイツ人には
「すみません、規則になっていますので海に飛び込んでいただけますか」
中国人には
「美味しい魚がたくさん食べられる場所です」
日本人には
「もうみんな飛び込んでいます、大丈夫ですよ」
韓国人には
「日本人はもうみんな飛び込みました」
北朝鮮人には
「いまこそ亡命のチャンス、逃げましょう!」
関西人には
「阪神が優勝しました」
これは国民性を表した沈没船ジョークになりますけど、
誰かに何かをして欲しいとき、キーワードを会話の中で見つけ出し、相手の価値観に繋げて話をすれば心を動かすことができるということです。
ちなみに沈没船ジョークは国民性を理解するために外国人が作ったらしいです。
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