ホンネを人に話すのって躊躇してしまってり、プライベートなことほど語りにくかったりしますよね。
何でもオープンに話してくれる人もいますけど、なかなか心を開いてくれない人には「投影法」というテクニックを使うことでホンネを引き出すことができます。
ホンネを引き出すことができない理由は相手に「本人のこと」を語らせてしまうことにあります。
なので、ストレートに質問をぶつけるのではなく、「一般的にはどう思いますか?」という聞き方にかえてあげることで、
語り手は「自分の事」から「第三者の事」になったつもりで回答ができるので言葉を引き出すことができます。
「一般」の中には語り手自信も含まれているので、意見や感情が無意識に投影されることになりますし、
質問されている側は自分のことやプライベートなことを語っている感覚が薄れるので口を開きやすくなるんです。
通常の会話の中で「常識的に〇〇だと思う」とか、あたかも自分ではなく他の誰かが思っている事かのように話す人がいたり、
話してしまうことってありませんか?
それって自分の言いにくいことを他の誰かに代弁してもらっているかのように話しているだけで、実はただの「ホンネ」なんですよね。
つまり「常識」や「一般的」という言葉を利用して代弁をさせてあげることで人は無意識にホンネを語ってしまうということです。
自分の考えや気持ちは話にくくても「常識」や「一般」としてのことであればスラスラ話せたりしますよね。
人はみんなしている、当たり前にしているであろうルールから外れてしまうことをひどく怖がります。
だから自分が話すことは人と違うかもしれないと思うと余計に話せなくなってしまうんです。
ところが「みんな同じ意見なんだ」と思い込めてしまうと言葉につまることはなくなります。
ルールから外れることは決して怖いことではありません、ルールは盲目的に従うためにあるのではなくて自分自身で作るものです。
本当の意味でホンネを語り合えるように、他の誰かにとってかけがえのない存在になるには他人と違っていなくちゃいけません。
投影法は「ルール」から外れてしまうことを恐れる人が多いことから産まれた悲しいホンネ引き出しテクニックなのかもしれません。
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