パトリス・ルコント監督が初のアニメーション作品に挑戦したのが、
フランスでベストセラーになったジャン・トゥーレの小説「ようこそ、自殺用品店へ」。
2013年9月7日に劇場公開された映画です。
どんな内容かというと、代々から続く自殺専門用品店を営む一族に新たな命が生まれることで物語が進んでいきます。
あらすじだけ聞くと暗い内容のように感じるんですけど、生きることとは何か、生きることの楽しさとは何かを問う作品となっています。
自殺専門用品店を営むネガティブ思考の一家に生まれた赤ちゃんはアランと名付けられて育てられるんですけど、
アランは家族たちとは正反対の笑顔の絶えない無邪気で明るい性格の持ち主、いつしかネガティブな家族を明るく変えていきます。
個人的には映画の絵がとても好みで、ミュージカル調でもあるので雰囲気の暗いディズニー映画を見てるような感覚でした。
自殺というショッキングな題材を扱ってはいますけど、暗い内容を喜劇として扱っているので楽観的に見ることができますし、
この映画、実は子ども向けでもあるのでアランくらいの小学校低学年の子でも楽しめると思います。
自殺という暗い内容を喜劇で表現するギャップ、自殺用品店という現実には存在しないお店、
気になるようであればぜひご覧になられてみてください!
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